睡眠習慣を見直してぐっすり眠りましょう♪浅井フーズ通信

セルフケアで体メンテナンス

2023年 秋・冬

良い睡眠、悪い睡眠

 睡眠は長い時間眠れば良いというものではありません。スムーズに入眠できる、熟睡した感じがある、目覚めがスッキリしている、これが質のよい睡眠の3か条です。
 反対に、寝付きが悪い、熟睡した感じがない、朝なかなか起きられないなどが当てはまる人は、睡眠習慣を見直す必要があります。
 睡眠には体の疲労回復だけでなく、脳や心の整理・修復にも働く役割があるため、睡眠の質は日中の活動にも影響を及ぼします。

睡眠とホルモンの関係

 重要なのは、生活リズムを整えてホルモンの働きを味方にすることです。日中、太陽の光を浴びることで作られるのがセロトニンというホルモン。幸福ホルモンという別名もあり、楽しいことや運動をしている時などにも分泌されます。このセロトニンを材料として、朝日を浴びてから14~16時間後にメラトニンというホルモンが分泌されます。睡眠ホルモンとも呼ばれ、快眠を導いてくれるだけでなくアンチエイジング効果、免疫力アップなどの健康効果も発揮してくれます。
 つまり、セロトニンが十分に分泌されれば、夜にはメラトニンが分泌され、しっかり眠ることができます。心身の疲れを回復し、嬉しい健康効果も得られるわけです。
 さらに成長ホルモンが睡眠中に細胞のダメージを修復してくれることで、認知症、うつ病、がんなどの予防効果も期待できます。

快眠のための生活リズム

 生活リズムを整えると、体内時計がリセットされ、自律神経のバランスも良くなります。普段の睡眠不足を補うために休日にたっぷり寝る〝寝だめ〟は実はおすすめできません。生活リズムが乱れて良質な睡眠をさまたげる危険があるからです。ただし、15~30分程度の短時間の昼寝は疲労や眠気の回復が期待できます。
 また、見直したいのは、睡眠のための環境です。寝室や寝具はもちろんのこと、時間の使い方も意識してみましょう。

一覧へ戻る
pagetop